司令室の謎の文字を解析する
◎ あいさつ
皆さんこんにちは、塩ラーメンです。
以前YouTubeで投稿した動画の内容を記事にしてみました。
記事の方が良いという方はこちらを読んで頂き、動画の方が良いという方は下の動画をご覧下さい。
さて、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』でエヴァという作品は完結しましたが、全く劇中語られず謎のままの要素もまだ多く残ってます。
その1つとして今回挙げたいのが、ゲンドウと冬月がいつも仕事をしている部屋です。
正式には〝司令公務室〟という呼び方があるようですが、〝ゲンドウ部屋〟なんて呼ばれたりもしてます。
この部屋はゲンドウと冬月が秘密の話、計画の話をしている時などに登場しています。
そんなゲンドウ部屋、司令公務室ですが、今回はタイトルの通り「司令室の謎の文字を解析する」ということでやっていきたいと思います。
◎ はじめに
まずは解析に入る前に、そもそも司令室がどのような部屋かご覧頂きましょう。
天井と床に描かれた模様や文字に注目してください。
天井の模様は生命の樹(セフィロト)ですが、今回は天井について深く立ち入るのは避けます。
それほど深い考察が生まれるわけではありませんが、興味のある方はぜひ調べてみてください。
ではこれから、床に書かれている文字に焦点を当てて進めていきます。
床については公式の資料などにもほとんど情報が無く、解析作業は非常に困難でしたが、出来る限り解析したのでご期待頂きたいです。
◎ 文字の解読
ではまず、司令公務室の床に書かれていた文字をお見せします。
一応、書かれていたものは全て読み取ることが出来ました。
1~22までラテン語の文字が書かれていて、その文字の後ろにヘブライ語で対応する文字が書かれています。
このラテン語の文字列を見てすぐに内容が分かるという方は少ないと思うので、この文字の意味と詳細な説明付きのものをご用意しました。
↓こちら
この1~22の文字列は、大きく2つに分かれた構造をしています。
前半が「天使」、後半が「惑星」です。
厳密には少し違ってくるんですがそれは追って説明します。
・前半部分
《2~10》
まず2~10です。これは天使の階級で、全部で9つあります。
偽ディオニシウスという人物が提唱した “天使九階級” をご存知でしょうか。
彼は天使に階級があると主張し、9つに階級を分けました。
少し順番に違いがありますが、床の文字と天使九階級の名前は全て一致します。
キリスト教における「天使論」は複雑な問題なので諸説ありますが、偽ディオニシウスの主張を受け、カトリック教会は天使九階級の考え方を取り入れたようです。
そしてカトリックと言えば、1992年まで地動説を否定し天動説を主張していました。
この天使九階級を、天使の住んでいる惑星に注目して見てみると…
下から “水金太火木土” という順番になっていて、これは「天動説」に基づいた並びであることが分かります。
・2〜10まとめ
ここまでを一旦整理すると…
「2~10の文字は天使九階級の位が書かれている」
「天使九階級は天動説に基づいたカトリック系の思想である」
となります。
・後半部分
では続いて12~22の文字に注目します。これらは惑星の名前です。
月と地球の間に見慣れない単語がいくつか並んでいますが、それは置いておき、一旦12~17の惑星を見ます。
《12~17》
12~17の並びは、下から “水金太火木土” という順番になっていて、これはやはり「天動説」に基づいた並びです。
床の文字は全体を通して、カトリックの思想が元になっていると言えるのではないでしょうか。
《11》
あえて触れなかった、11「Cælum Stalatum」についても見ていきますが、これは星空という意味があるようです。
地動説に基づいて考えると星(星座)は太陽系より外側にありますが、天動説でもそれは同じです。
天動説に基づく宇宙の構造を見てみると、ティコ・ブラーエの考えた宇宙の図にはご覧の通り外側に星があります。
天動説の時代でも星はこのように惑星の外側にあると考えられていたようですね。
12~17の惑星の外側(床の模様は円になっているので)に “星空” とあるのはこのような理由からだと思われます。
《18~22》
ではさらに18~22に注目しますが、月と地球の間に何やら見慣れないラテン語が並んでいます。
これは四元素ですね。
四元素説を最初に唱えたのはエンペドクレスだと言われていて、その後プラトンやアリストテレスに引き継がれて発展し、ビザンツ・アラビア、中世ラテン世界といった西洋世界で主流となる物質観となりました。
そうして広まった四元素説はイスラムやキリスト教・スコラ哲学に取り入れられ、四元素の働きは神が定めた規則によるものだと考えられていました。
スコラ哲学というのは11世紀以降に西方教会、つまりローマ・カトリック教会の学者たちが確立したものなので、大ざっぱに言うとこれもカトリック系の思想です。
・12〜22まとめ
ここまでを一旦まとめると…
「19.Ignis、20.Aer、21.Aqua、22.Terraという4つの要素は四元素のことである」
「12~22は全体を通してカトリック系の思想を元にしている」
ということです。
22「Terra」は“土”・“大地”の他にも“地球”という意味を持っているので、床の模様は惑星の並びと四元素を掛け合わせて世界が表現されていたのだと考えられます。
この表現はどうやら「サブルナリー球(Sublunary sphere)」と呼ばれる、アリストテレス物理学およびギリシャの天文学の分野だそうです。
「サブルナリー球」についてご存知の方はコメントを頂けると嬉しいです。
◎ 1「Mens」
先ほど前半の「天使」で飛ばした1「Mens」ですが、これはまだ完全には解明できていません。
一応ラテン語のmensには心、精神、知性といった意味があるようです。
しかしその意味だとすると、天使の上に「Mens」と書かれている意味がよく分かりません。
何か良い資料はないだろうかと色々考えていたのですが、ふと考察に役立ちそうな創世記の記述を思い出しました。
創世記2章7節にはこのようにあります。
“神である主は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。それで人は生きるものとなった。”
これは神が最初の人間アダムを造った時のことで、神の息吹がかかることによって人に命が生まれたということです。
「息」というのはヘブライ語だと「ルアハー」と表され、ルアハーとは他にも「命」という意味があります。
聖書がギリシャ語に訳される時には息(ルアハー)は「プネウマ」と訳され、これは命、霊などの意味。
そしてこれがラテン語では「スピリトゥス」となり、英語の「スピリット」になっていったのです。
つまりスピリット、精神には元々〝神の息吹〟という意味があるのですが、
1「Mens」をラテン語の心・精神と解釈すると、同じくラテン語のスピリトゥスと近い意味を持っているため〝神の息吹〟との関連がある、と考えることが出来ます。
全ての造られたもの、被造物に神の息吹がかかっているというキリスト教の思想に則ると、床の模様の一番外側に神の息であるスピリット(精神)が書かれていることが説明が出来るかもしれませんね。
・1「Mens」まとめ
ここまでを一旦整理すると…
「Mensがラテン語であれば心・精神の意味がある」
「精神という言葉は元々神の息吹から来ている」
「上の2つからMensを神の息吹と解釈をすることも出来るが、明確な答えは出ていない」
ということになります。
◎ ロバート・フラッド
・司令室の床に酷似した図
司令室の床に似たものを探していると、これらの図が見つかったのですが、なかなか核心に迫ることが出来ないまま、“ニアピン”状態で一年弱が経ち、半ば解読を諦めかけていました。
しかし根気強くリサーチを続けていると、衝撃的な発見をしたのです。
それがロバート・フラッドという学者によるプトレマイオス宇宙の図。
プトレマイオスとは2世紀に活躍した古代ギリシアの天文学者で、天動説の立場から宇宙を説明した人物です。
そのプトレマイオスの考えた宇宙を元に、1600年代前半、ロバート・フラッドが描いた宇宙が以下の図です。
司令室の床には見切れていて確認できていない部分もありますが、見えている範囲の文字は一致するので、「全て同じだと考えられる」と言ってしまって良い気はします。
では逆にどこが違うのか。
ロバート・フラッドの宇宙の図にあって司令室の床に無いものを見ていきます。
・DEVS
「1. Mens」の上に注目すると、光り輝く「DEVS」とあります。
他の文字が全てラテン語なのでこれもラテン語として読み解くと、古期のラテン語にはuが存在せずvで表記されていたようなので、これは現代の表記で「DEUS」と書き換えられます。
ラテン語のUとVについて
「デウス」つまり神ですね。
ということは…この図の構造は、惑星があり、その上に天使があり、そして精神(神の息吹)があり、神があるという順番になっているわけです。
・位階が表すもの
そしてこの図は宇宙の階層を表しているそう。
位階(ヒエラルキア)です。位階とは聖なる秩序のこと。
先ほど天使九階級の提唱者、偽ディオニシウスについて少し触れましたが、位階(ヒエラルキア)を解説する上でもう一度彼の思想を見ていきましょう。
彼が取り組んだ最大の問題は「人間がどのようにして神に至るか」というものだったそうで、Wikipediaによれば、
到達の段階に応じて神の姿に似たものになろうとし、神より注ぎ込まれた照明の段階(アナロギア)に応じつつ、神と類似のものに向かって高まってゆく。上の位階は下の位階に対して啓示となり、下の位階にある者は上の位階があることによって神の恵みを受け取ることができる。
とあります。これを踏まえてもう一度ロバート・フラッドの図を見てみます。
赤で印を付けたマークに注目してください。
真ん中の「地球」から1つずつ階が上がっていくようになっています。
これを繋ぐと対数螺旋になっているという話もあるのですが、それはまた後ほど。
この謎のマークは中心(地球)から順番に、1段ずつ上がっていき、神に到達するような表現になっていますが…
先ほどの偽ディオニシウスの話と合わせて考えると、このマークは神に至る、進化する様子を表しているのではないかと考えられます。
これによく似た話を私たちは知っていますよね。
人類補完計画です。
人が進化し神になるための儀式が、人類補完計画の最終目標です。
ロバート・フラッドの図が司令室の床に書かれている理由が、徐々に見えてきたのではないでしょうか。
ここで「司令室の床の図は人類補完計画の内容を表すもの、つまり死海文書の書き写しではないか」という考察が生まれますが…
その前に一旦これまでの情報を整理しましょう。
・ロバート・フラッドまとめ
「ロバート・フラッドの宇宙の図が司令室の床と一致する」
「ロバート・フラッドの図はプトレマイオスの思想に基づき宇宙の階層を表している」
「図中の謎のマークは中心(地球)から段階的に神に到達する様子を表していると考えられる」
ここまでは大丈夫でしょうか?
◎ 床の図の考察
さて、「司令室の床の図は死海文書を書き写したものではないか」という考察が生まれましたが、この説の検証をしていきましょう。
・死海文書とは何か?
まず死海文書とは何なのか説明しておきます。
死海文書は約2000年前の古文書であり、1947年に死海の北西(ヨルダン川西岸地区)にあるクムラン洞窟などで発見された972の写本群の総称。主にヘブライ語聖書(旧約聖書)と聖書関連の文書からなっている。
[Wikipediaより]
簡単に言うと、死海の近くで発見されたから死海文書という名前なのです。
ここで重要なのは、死海文書は神話や物語などではなく、歴史書であるという点です。
実際にあった出来事が主に記されているので、例えばバビロン王国(バビロニア)のことやその王ネブカドネザルのことも書いてあります。
では死海文書と聖書は何が違うの?と思われる方もいるでしょう。
これも大まかに説明しておくと、まず何千年も前に書かれた聖書の原本があり、それを書き写したもの(写本)が死海文書ということです。
現在の聖書はその死海文書をもとに翻訳されています。
ちなみに聖書は3000以上の言語に翻訳されているそうですね。
そして “外典” と呼ばれるものも存在しています。“外典” は主に政治的な理由から聖書として認められなかったものです。
外典について
ではエヴァの世界における死海文書はというと…
一般には公開されていない死海文書の秘密の部分があるということになっていて、TV版・旧劇では “裏死海文書” 、新劇場版では “死海文書外典” と呼ばれています。
正しくは「シ海文書」…?
使徒のことなど様々なことが書かれており、ゼーレの計画はすべてそれに則って進められている様子。
・説の検証
さて、「司令室の床は死海文書の書き写しではないか」という説の検証に話を戻しましょう。
死海文書が古代ヘブライ語で書かれているのに対し、司令室の床は大部分がラテン語で、ヘブライ語は数字としてしか出てきていません。
これを踏まえると、ラテン語で書かれている司令室の床は、死海文書そのものではないという可能性が高いですね。
恐らくは死海文書を元に考えられた図なのではないかと思います。
そして、シンエヴァにはエヴァの世界における死海文書らしきものが登場しました。
これは楔形文字で書かれていたり絵が描かれていたりと、実在する死海文書とは少し違うようですね。
いずれにしても、司令室の床の図はラテン語で書かれているので、死海文書そのものや、書き写しではないと考えるのが自然です。
↓シンエヴァに登場したものはメソポタミア文明のレリーフが元になっているようです。
【メモ】
— 塩ラーメン2号機🍜 (@SaltRamenNote) August 15, 2021
シンエヴァに登場する死海文書のようなものは、メソポタミア文明のレリーフがモチーフになっているよう。
バーニーの彫刻は特に姿が似ており、これはリリスを模したものという説もあるそうです。
画像引用:Wikipedia
©khara/Project Eva. pic.twitter.com/cwxAC1kd5H
・他の可能性
死海文書をそのまま図にしたのではなく、死海文書から思想や概念的なものを持ってきた、モチーフにしたのではないかという考え方も出来ます。
死海文書を読んで、そこから人類補完計画の内容を表す図を床に書いたのではないかという説です。
・床の図の考察まとめ
ここまでを一度整理すると、司令室の床の図は
「死海文書を書き写したもの説」
「死海文書を元に人類補完計画の内容を表す図を書いた説」
などがあり、今のところ後者の可能性が高いと考えています。
また、ただ単に「人間界と天界の構造を表した図」である可能性もあるでしょう。
今後何か進展があれば記事なり動画なりで情報を共有したいと思います。
◎ 二重螺旋
さて、話は変わるのですが、先程ロバート・フラッドの図にあるこのマークを繋ぐと対数螺旋になるという話をしました。
そしてずっと司令室の床を同心円として話を進めてきましたが、実はこれは同心円に見えてアルキメデスの螺旋になっています。
司令室の床はふたつの螺旋が重なった構造をしているということ。つまり二重螺旋です。
二重螺旋と聞くと皆さん思い浮かべるのがDNA。
そしてエヴァにおいて二重螺旋と言えばS²機関です。
S²機関については様々な説明がありますが、一応公式の設定、EVANGELION CHRONICLEではこのようになっています。
葛城博士が提唱した恒久的なエネルギー供給理論。世界をDNA構造に見立て、そこからは無尽蔵のエネルギーを引き出せるという理屈だが、可能かどうかは定かではない。
S²とはSuper Solenoid (スーパーソレノイド)の略で、これは螺旋構造がさらに螺旋していった構造のことを指す生物学の用語です。
エヴァの世界観ではこのスーパーソレノイド構造からエネルギーを得る永久機関のことをS²機関と呼びます。
※ただし新劇場版にはS²機関という名前は一切登場していません。
床の模様がDNAやS²機関を思わせる二重螺旋になっているのは何か意図があるのか。それは分かりませんが、今後も考察を進めていきます。
何かお気付きのことがあれば、コメントで送って下さい。
◎ タロットカードとの関係
司令室の床に書いてある文字とタロットカードとの関係も探ってみます。
この話は2020年7月27日に公開した記事からの抜粋です。現在は非公開にしましたが面白い内容なので。
タロットカードは0から21まであり全部で22枚。
様々な種類のタロットカードがありますが、今回は一般的なタロットカードを参考にしました。
私が参考にしたものの他にもタロットカードはありますので興味のある方は調べてみてください。
では、タロットカードの中から面白いものをピックアップしてご紹介したいのですが、まずはエヴァの題名にもなっている「シン」から見ていきます。
・20「審判」
20「審判」は21番目のカードです。対応するヘブライ語はシン。
カードの意味は再生、復活、覚醒、発展、敗者復活などがあるよう。
エヴァに当てはめてみると、新しい世界の “再生” 、シンジや初号機の “復活” 、何らかのエヴァの “覚醒” 、シンジの心の “発展” 、Qで負けた人達たち、失敗した人たちのやり直し。
シンジはもちろんWILLEのメンバーたち、そして何よりも庵野さんがエヴァをやり直すと言う意味で “敗者復活” 。
というように考えることが出来ます。
・21「世界」
続いて、21「世界」も見ていきましょう。
21「世界」は22番目のカードで、宇宙という意味も含むそうです。対応するヘブライ語はタヴ。
意味は完成、完全、総合、完遂、完璧、パーフェクト、コングラッチュレーションズ、グッドエンディング、永遠不滅などがあるよう。
エヴァに当てはめてみると、シンエヴァをもってエヴァは“完成”する。“完全” で、今までのエヴァを “総合” した作品であり、庵野さんはこのシリーズを “完遂” したことになる。
“完璧” ・ “パーフェクト” な、“グッドエンディング” であり、以後 “永遠不滅” の作品として残る。おめでとう(コングラッチュレーションズ)。
というように考えることが出来ます。
繰り返しになりますが、これは2020年に公開した記事の内容です。
シンエヴァで当たっているものも多かったのではないでしょうか。
・タロットカードまとめ
昔の記事の内容を今振り返ってみると、様々な発見がありました。
21「世界」というカードは、占星術との対応では「地の元素」とされる説もあるそうで、司令室の床の文字と関連がありそうです。
こういった発見があるのは面白いですね。
◎ 今回のまとめ
いかかでしたか?今回の動画は司令公務室の床の文字を解析し、その意味や元ネタを考察していきました。
今回の内容をまとめると、
「司令室の床には天使や惑星の名前がある規則に基づいて並んでおり、それはロバート・フラッドの図に酷似している」
ということ。
そして現時点で考えられる説として、司令室の床は
「死海文書を書き写したもの説」
「死海文書を元に人類補完計画の内容を表す図を書いた説」
の2つをご紹介しましたが後者の可能性が高い、ということです。
考察としてはまだまだ発展の余地があるので、今後も考察を進めていきたいと思います。
みなさんからの情報提供もお待ちしております。
何かお気付きになったことなどあればコメントにてお寄せください。
◎ 余談
では最後に余談を。
今回の考察の途中で創世記の中からアダムが造られた際の記述に触れましたが、これについて少しお話します。
人は神に似せて造られたということで、神にも人間のような体があるとよく勘違いされるのですが、それは違います。
では神に似せて造られたとはどういうことなのでしょうか。
実は人間は体があるという点で神に似ていません。
“神は仰せられた。「さあ、人をわれわれのかたちとして、われわれの似姿に造ろう。(中略)神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして人を創造し、男と女に彼らを創造された。”
と創世記の1章26~27節にあります。
これは魂があるという点で神と同じように創造されたという意味で、神の外見に似せられたという意味ではありません。神は霊なので体が無いということ。
ちなみに『われわれのかたちとして、われわれの似姿に』という部分の “われわれ” というのは、イエスが生まれるずっと前の創世記の時代から神は3つのかたちを持っていた、つまり三位一体だからだと解釈されています。
エヴァンゲリオンという人型のものが作中様々な要因で神になったり、神と呼ばれるエヴァがいたりすることは、神と人の外見が似ているという勘違いに関係している、あるいは、どこかで繋がっているのかもしれない、と思ったりしています。
◎ おわり
さて今回はこの辺でおしまいです。
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(てな訳で、後はヨロシク)
画像引用:Wikipedia©khara/Project Eva.
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2022.05.04 04:43