新劇場版の年代を特定する
こんにちは、塩ラーメンです。
今回は、シンエヴァが公開して間もない頃から温めていたネタを、今更ながら記事にします。
新劇場版の年代を調べていく小ネタです。よろしくお願いします。
◎ テレビ版
エヴァのテレビ版は、2015年が舞台でした。公式設定として年代が明示されていましたね。
劇中登場したユイの墓には2004年没とあり、ここからも2000年代の話であることが分かります。
◎ 新劇場版
一方、新劇場版は年代が不明です。劇中では年代について何も語られないまま話が進んでいます。
しかし、シンエヴァで新劇場版の年代についてヒントとなるものがいくつか登場しました。
・第3村の転車台
例えばこちら。
第3村の転車台には製造年月が書いてあります。
12001年2月
元ネタとなった天竜二俣駅の転車台には2001年と書かれているようなので、1万年を足した数字になっていますね。
・ヴンダーの定礎板
また、ヴンダー起工年月日はドイツ語でこのように書かれています。
AAA WUNDER
Kiellegung 21. Juni 11805
翻訳すると11805年6月21日。
1805年6月21日というのは『緯度0大作戦』の万能潜水艦α号が進水した日付らしいので、これが元ネタなのかもしれません。
ヴンダーの定礎板も、元ネタ(?)に1万年足した日付になっていますね。
11805年から建造を始め、120XX年(シンエヴァ)に完成したと思われるので、200年以上かかっていることになります。
聖書の元ネタとして、ノアの方舟は建造に120年かかっているので(諸説あり)、方舟としてのヴンダーの役割を考えると、それくらい長い期間かけて建造されたのも納得でしょうか。
・ユイの墓
上の2つを踏まえて新劇場版を見返してみると、年代の描写がされているシーンを1つだけ見つけました。
「:破」の冒頭、ユイの墓です。
左側は花で隠れており〝o 2004)〟だけが確認出来ますね。
これは恐らく〝(1994 to 2004)〟ではないかと思います。
ちなみに、アルファベットの「o」ではなく、数字の「0」だとすると「102004」のようになるため、12000年代ではないことになります。
つまり、どちらにせよ第3村の転車台や、ヴンダーの定礎板と辻褄が合わないのです。
◎ 正確な年代は?
「あれ…年代の設定がバラバラなの?」
という疑問は当然生まれます。何故バラバラなのでしょうか。
〝「:序」「:破」の辺りでは、まだ制作陣の間で設定の共有が十分にされておらず、ユイの墓にテレビ版と同じ年を書いてしまった。
その後シンエヴァでは、年代について設定の共有がきちんとされ、物語の舞台が12000年代に揃えられた。〟
…と私は考えています。
よって、シンエヴァで登場した年代の方が設定上は〝正しい〟のだと思います。
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画像引用:
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©カラー/EVA制作委員会
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