同じ構図のシーンからエヴァを読み解く
みなさんこんにちは、塩ラーメンです。
今回は、私のTwitterで1番伸びたツイートの内容を踏まえ、より分かりやすくまとめた記事となっています。
◎ 対比表現
エヴァンゲリオンという作品には対比表現が多様されます。
・ミサトとサキエル
これは、第弍話のシーン。
サキエルはシンジにとって初の戦闘です。
つまり右側は、不安と恐怖。
その後、シンジは安心する家(ホーム)でミサトとの時間を過ごします。
つまり左側は、安心。
面白い対比ですね!
帰る家、ホームがあるという事実は幸せにつながる。良いことだよ
・アスカとシンジ
続いて、ここも対比になっています。
左側は、アスカのシンジに対する好意の現れ。
右側は、シンジが他人を否定したシーン。
「みんな死んでしまえばいい」
と。
悲しいですね。
アスカは、
「あんたが、全部私のものにならないなら、私……何もいらない。」
と言っていて、シンジに強い好意を抱いています。
しかし、シンジは一度アスカを含め全ての他人を否定する。
ここは胸が締め付けられるシーンですね。
・ミサトとアスカ
さて、続いては旧劇と新劇場版の対比です。
旧劇でミサトはシンジの手を引きます。
そしてその後、死亡します。
それを踏まえると、シンエヴァでアスカが死んでしまうような気がしてしまいますが…
これは単に役回りだと思います。
「:Q」でアスカは28歳なので、テレビ版や「:序」「:破」のミサトとほぼ同じ歳です。
つまりシンジの手を引くお姉さんが、ミサトからアスカに移り変わった様を表しているのだと思いますね。
・ゲンドウとミサト
ゲンドウの強力なATフィールド
ミサトの家に初めて入るシンジ
これは、立ち入れないゲンドウの絶対領域と立ち入ることが出来たミサトの領域を対比していると考えられます。
ゲンドウはあまりにATフィールドが強く、シンジは近付けませんでしたが、
ミサトは自分の領域にシンジが入ることを許しました。
シンジにとってどちらが本当の親なのか。
このシーンからも明らかですね。
家族に血の繋がりは関係ないということを考えさせられます。
・シンジとカヲル
最後は、目覚めるシンジとカヲルが対になっているシーン。
設定資料にも、カヲルがシンジと対になっていることが書かれています。
面白いですね。
◎ おわりに
さぁ、今日は目に見える対比表現を見ていきましたが、エヴァは台詞などにもそういう表現が多く、そこに注目して作品を見ると楽しめると思います。
是非そうした鑑賞の仕方もしてみてください。
この記事はこのツイートから発展させました↓
There is another similar compositions
— 塩ラーメン🧂🍜@エヴァ研究室 (@SaltRamenEva) August 10, 2020
Contrast expressions🤔
他にも構図が似ている対比のシーンって結構ありますよね https://t.co/CpFAh9lkRl pic.twitter.com/U8vv9HF2pv
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(てな訳で、後はヨロシク)
画像引用:
©khara/Project Eva.
©カラー/EVA制作委員会
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