リピート記号には別の意味がある?
│“繰り返す”ではない意味
こんにちは、塩ラーメンです。
今回はタイトルにある通りリピート記号について見ていきます。
まず考察の前に、リピート記号の本来の意味をおさらいします。
◎ リピート記号の意味
リピート記号で囲まれた部分を2度演奏したあとはそのまま楽譜の続きを演奏、もしくは曲を終了する。
(※直前にリピート記号がない場合は曲の最初に戻る。)
すごく簡単に言うと、『1度繰り返し、2度目はそのまま次に進む』ということです。
そもそも楽譜のリピート記号には、何度もループするというような意味は含まれていないのです。
そこをしっかりと理解して頂いた上で進んでいきましょう。
◎ インパクトから解釈する
インパクトとは何でしょう。
インパクト【impact】
物理的、あるいは心理的な衝撃。また、その影響や印象。
航空軍事用語として直訳では衝撃。転じて着弾の意味に使われる。
エヴァでは物理的な破壊のみならず、シンジへの心理的影響も大きいのがインパクトですね。
では次に、エヴァにおけるインパクトという事象をおさらいします。
《テレビ版》
ファーストインパクト
約40億年前、原始地球に微惑星が衝突し、今の地球が出来たとされる。その衝突した微惑星こそが黒き月だそう。(諸説あり)
セカンドインパクト
南極で発見された第一使徒アダムを、ロンギヌスの槍によって卵まで還元しようとするも失敗し、多くの生命が死滅した。
サードインパクト
いわゆる旧劇で、シンジと初号機によって起こった。これによって人類補完計画が発動するが、シンジが他人とひとつになることを拒否し、そこで物語は終わる。
《新劇場版》
ファーストインパクト
セカンドがあるので、ファーストもあると推測できるが、詳細は全く不明。
セカンドインパクト
詳細はあまり明らかではない。回想シーンから推測して、4体のアダムス(光の巨人)と4本の槍 (ロンギヌスとカシウスの槍と記載されているカードがある→参考 )を使って引き起こされたもの。
爆心地のガフの扉は「:破」でもまだ開いたままで、中心部分には4本の十字架が描かれている。
(アダムスはもう死んだのか?)
ニアサードインパクト
「:破」にてシンジ・初号機がトリガーとなり起こった(ゲンドウにより強行された) 。
現象に謎が多いが、個人的にはこの時ユイがガフの扉に吸い込まれたと考えている。
シンクロ率0%の理由に繋がる。
↓詳しくはこちらをお読み下さい。
それについて触れている記事
月より飛来したMark.06によりカシウスの槍を刺され中断。初号機の形状は元に戻り、映画はそこで終わる。
サードインパクト
不明。Mark.06とリリスにより空白の14年間の間、セントラルドグマの最深部で引き起こされた。カヲルの「14年間誰の侵入も許していない。」という台詞から「:破」の直後に起こったと推測される。ロンギヌス(とカシウス)の槍により停止された。
フォースインパクト
「:Q」で第13号機によって起きた。カヲルは止めるために死亡。(ここからニアサードを止めたのもMark.06内のカヲルではないかと考えている) シンジは再び絶望し、映画はそこで終わる。
・インパクトの重要性
ここまでインパクトの説明をしてきましたが、私が言いたいのは
インパクトは物語の重要な切れ目になっている
ということです。
インパクトは、物語の節目・転換点として重要な意味を持っていると考えられ、シンジの心理状態もインパクトの度、変化していきます。
そこで、物議を醸しているシン・エヴァのリピート記号は、インパクトに焦点を当てれば綺麗に説明できると考えました。
◎ 楽譜に表すエヴァ
《数字はインパクトを表しています》
ex) 3→サードインパクト
この楽譜の読み方は、
1→2→ 3 →1→2→3→4→5⏎
(テレビ版) (旧劇) (新劇場版)
↳1→2→3→4→5
(新しいシンの世界)
になります。
間違えてたらごめんなさい。
インパクトを基準に考えることでかなり綺麗に表すことが出来ました。
ではこれが正しいと仮定し、旧・新のエヴァが繋がっているとして進めてみます。
そうすると、新劇場版の続きのファイナルインパクトとシンエヴァの間にリピート記号が来ます。
さらにテレビ版と新劇場版の間にもリピート記号が挟まることになります。
ということは、シン・エヴァンゲリオン劇場版で、新しいエヴァの世界だけでなく、旧劇から新劇場版の空白も描かれる可能性があるかもしれません。
あくまで可能性なので全然違うかもしれませんが、インパクトを基準に考えれば綺麗に楽譜に表せるかもしれないという話でした。
※もちろんこれは、テレビ版・旧劇と新劇場版が繋がっているという前提の設なので、繋がっていなければ完全に的外れになります。
◎ ヘブライ語的に読み取る
ちなみに、リピート記号はこのようにも解釈できます。(↑この記事の内容)
「:‖」を、「:」と「Ⅱ」に分解します。
「Ⅱ」
ヘブライ語のⅡ(ヴァヴ)という文字は6を表します。
「:」
(Wikipediaより)
聖書ではソフ・パスークという節の終わりを表すコロンに似た形の記号があり(׃)、またスィルーク、エトナハ、ザケフなどの分離符が句切りの最後の単語の上下に使用される。
聖書ではソフ・パスークという節の終わりを表すコロンに似た形の記号があり(׃)、またスィルーク、エトナハ、ザケフなどの分離符が句切りの最後の単語の上下に使用される。
ヘブライ語は右から左に読む文字なので、その通りにリピート記号を解釈すれば「6、終わり。」という意味に。
ファーストインパクト〜ファイナルインパクトまでの5つのインパクトがあり、その後のシンの世界は6と表されるのかもしれません。
(少し雑な解釈ですが)
◎ 終止線か?
ヱヴァンゲリヲン新劇場版の題名は、それぞれ「:序」「:破」「:Q」となっていて、『:』の後に題名が書かれています。
これを踏まえると、「:||」は、シン・エヴァンゲリオン劇場版の「||」(終止線)という意味なのかもしれません。
なるほど。この可能性も視野に入れておきましょう。
追記)
リピート記号はフランス語でリフレイン。
カヲルの台詞
「そうして、つらい感情の記憶ばかりをリフレインさせてもいいことは何も生まれない」
が少し気になりますね。
シンジはカヲルと一緒にピアノを弾いたり、弾きながら音符が流れる描写があるので、カヲルとリピート記号の繋がりに注目です。
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画像引用:
©khara/Project Eva.
©カラー/EVA制作委員会
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